こんにちは、このブログ記事を書いているGINZA HAIR(エトウ)です。福岡市中央区天神大名のGINZA HAIR SOLUTIONっていう美容室で髪切っとります。
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世界大会や技能五輪国際大会で日本代表として優勝・入賞をしたりしてます。
あと、GOOODS ARTっていうショップやHAIRCOMPASS™️っていう髪質性格診断を考案しました。本も2冊ほど出版しています。
好きな事して生きとります。興味のあることは、つくることです。もちろん一番は仕事です。だって毎日つくれますから!
趣味の植物栽培は20年弱でマンションのベランダと室内に1000鉢は管理しています。アデニウムやパキポディウムをはじめ多肉植物、サボテン、アロエ、盆栽とさまざまです。
その他絵描いたり、キャンプしたり、死ぬ日まで何かをつくって、研究して、それで生活できるなら幸せです。
それでは今回のブログの内容はこちらです。
アデニウムの剪定で樹形作りの誘導は可能か?

アデニウムがある程度成長してくると、樹形が様々な形に成長していきます。
アデニウムの盆栽仕立てを作り込む上で、ここ数年検証していた「剪定で樹形作りの誘導は可能か?」という3つの検証を行いました。
1つ目の検証は「芽の方向は切る位置でコントロールできるか?」
2つ目の検証は「時間差による葉の強弱をコントロールできるか?」
3つ目の検証は「切り口による芽のコントロールはできるか?」
それぞれ3年に渡り実験してきました。その結果をレポートしていきたいと思います。
芽の方向は切る位置でコントロールできるか?

1つ目の検証は「芽の方向は切る位置でコントロールできるか?」という問題です。
切った枝の右に出るのか左に出るのか。
また、何芽でるのか?
盆栽を作る上では剪定による樹形作りは欠かせないプロセスです。
検証結果は
ある程度可能という結果です。
アデニウムの剪定では、葉の付け根の部分に眠っている芽が反応して出てきます。
その為、剪定の直下にあるフシから新芽が出やすくなります。
そのフシにある葉の取れた場所の向き=芽の出る向きになりやすいです。
ただし、茎や枝は成長すると幹肌が割れ確認しにくくなってしまいます。なので実生1〜3年や昨年度伸びた枝はわかりやすいと思います。

「どのフシの上で切るか」「そのフシにどんな向きの葉がついていたか」を見ることで、ある程度芽の出る向きは予測できます。
ただし、完全に思い通りになるとは限らないです。
個体差や環境要因(光の方向や肥料など)でも変わるため、「予測しつつ、多少は自然に任せる」のがベターなのかと思います。
時間差による葉の強弱をコントロールできるか?

2つ目「時間差による葉の強弱をコントロールできるか?」
和盆栽の場合は、新芽が出る2週間ほどを目安に、まず弱い目を先に切って、10日〜2週間あけて強い目をカットします。こうする事で、葉の勢いが揃うという方法です。
この方法をアデニウムでもやってみました。
結果は、良くない結果でした。
先に弱い芽をカットするので、その枝が止まってしまう場合が見られました。何より、強い枝は切ったとしても強いです。

なので、アデニウムの場合は、勢いを揃える場合は、弱い芽は切らず、葉刈りのみ行い、強い芽はカットする。こうすることで、葉のバランスはある程度均一になります。
切り口による芽のコントロールはできるか?

3つ目「切り口による芽の誘導」
切り口の誘導とは、盆栽の技術としてあります。アデニウムにも有効か試しておりますが、、、
結論から言うと、
切り口の角度そのもので芽の位置を「決定」することはできません。
ただし、芽の選び方と切り口の角度の付け方で 芽が動きやすい場所を「誘導」することは可能です。
仕組みとして(なぜ角度で芽の出方に影響するか?)
• 枝を切ると切り口周辺にカルス(癒合組織)が巻きます。
• このカルスの厚みと光の当たり方、水の抜け方で芽の乾燥や生存率が変わる。
• 切り口を芽から遠ざける方向に傾けると、芽が守られて芽吹きやすい。
• 極端な傾斜だと芽が傷みやすく、乾燥・枯れこみのリスク大です。
切り口による芽のコントロール(実践)
• 「芽の向き×切り口角度」で芽を守る/誘導するイメージ。
• 必ず誘導したい芽を確認してから切る。
結局のところ、アデニウムの樹形作りはある程度狙って枝を作れるが
完全に誘導することはできません。
先ほども触れましたが、個体差や環境要因でも変わるため、「予測しつつ、多少は自然に任せる」のがベターなのかと思います。
針金掛けによる目の誘導

アデニウム盆栽仕立てで、剪定以外にもう一つ、針金がけという技術があります。
枝や茎に曲をつけて動きをつける役割がありますが、もう一つ、強く曲げた所に枝が出やすくなるという、剪定と似た効果が期待できます。
今すぐには切りたくないがここに枝が欲しいというときに有効です。
まとめ
結局のところ、アデニウムの樹形作りは、ある程度狙って枝を作れるが完全に誘導することはできません。
自分としては、完全掌握したかったんですがやはり、自然には敵わないというか、そう簡単ではないなと思います。
その他、枝の高さによる芽の出方などもやりましたが樹木の様な結果は出ませんでした。
先ほども触れましたが、個体差や環境要因でも変わるため、「予測しつつ、多少は自然に任せる」のがベターなのかと思います。
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