こんにちは、このブログ記事を書いているGINZA HAIR(エトウ)です。福岡市中央区天神大名のGINZA HAIR SOLUTIONっていう美容室で髪切っとります。
ご新規さんはこちらのこだわりもご覧ください。
世界大会や技能五輪国際大会で日本代表として優勝・入賞をしたりしてます。
あと、GOOODS ARTっていうショップやHAIRCOMPASS™️っていう髪質性格診断を考案しました。本も2冊ほど出版しています。
好きな事して生きとります。興味のあることは、つくることです。もちろん一番は仕事です。だって毎日つくれますから!
趣味の植物栽培は20年弱でマンションのベランダと室内に1000鉢は管理しています。アデニウムやパキポディウムをはじめ多肉植物、サボテン、アロエ、盆栽とさまざまです。
その他絵描いたり、キャンプしたり、死ぬ日まで何かをつくって、研究して、それで生活できるなら幸せです。
それでは今回のブログの内容はこちらです。
「技能五輪国際大会」理美容代表として出場した話
スポーツのオリンピックと違い、未だにメジャーでは無い技術者のオリンピック、それが「技能五輪国際大会」です。
競技種目はその都度少しの変更がありますが、私が出場した時は29種目でしたが、現在は49種目ほどある様です。2年に1回ですので、各種目10年で5人しか出場することはできません。
かなりの狭き門ですが、年齢の上限があるので「同世代には負けない!」という強い思いがある方は出場した方がいいと思います。
先ずは、日本でもちろん1番になる必要があります。各種目1人なので、理美容代表も1人です。
技能五輪国際大会とは?
技能五輪国際大会は、正式には、国際技能競技大会(WorldSkills Competition)と呼ばれています。 この大会には、憲章が定められており、大会の目的は、参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図ることにあります。 大会の起源は、1950年にスペインの職業青年団が提唱して隣国ポルトガルとの間で各12人の選手が技能を競ったことから始まりました。逐年参加国および出場選手を増加させ、若い技能労働者の祭典と呼ばれるにふさわしい大会に発展してきました。日本は、1962年の第11回大会から参加しており、毎回優秀な成績を収めています。 大会の運営は、ワールドスキルズインターナショナル(WSI:WorldSkills International) によって行われ、同組織委員会のメンバーは、加盟各国からの公式代表及び技術代表により構成されています。 日本からは、中央職業能力開発協会が同機構のメンバーとなっており、ワールドスキルズ・ジャパン(WorldSkills Japan)として活動し、国際大会に日本選手団を派遣しています。 大会は、現在、2年に1度(奇数年)開催されており、これまで日本では、1970年の第19回大会(東京・千葉)、1985年の第28回大会(大阪)、2007年の第39回大会(静岡・「2007年ユニバーサル技能五輪国際大会」として「国際アビリンピック」と同時開催)が開催されました。 国際大会の日本代表選手の選考は、殆どの職種においては、国際大会が開催される前の年に開催する技能五輪全国大会において行われ、参加資格(一部の職種を除き大会開催年に22歳以下であること)を満たす優勝者(成績優秀者)が日本代表として選出されます。なお、技能五輪全国大会で実施されない一部の職種については、各業界団体等が選考会や推薦等により選出します。 最新の大会情報については「最新の大会情報」をご覧ください。 |
理美容競技は日本開催以外で金どころかメダルすらなしです
理美容日本代表の成績はというと、1985年に日本で開催された時に金メダルをとって以来メダルすら取れていません。
35年もメダルなしです。一番近付いたのが1997年に私が4位に入賞した時です。金メダルを取る気で行っていますので大変ショックでした。
理美容競技は4日間で8種目の合計ポイントで競います。最終日まで自分が優勝すると思っていました。もちろん出場している選手もそう思っていたと思います。
ドイツ代表、フィンランド代表、と僕の3人はこの大会の前哨戦の様な大会でも顔を合わせていました。その他は、正直レベルはかなり低かったのを覚えています。
3人一緒に自己採点しても僕が1歩リードしていました。
ところが、最終日に事件が起きます。
最終日の7種目目で通訳による勘違いがあり、その種目のポイントがゼロだったんです。要は規定外の失格です。
それが響いて4位という結果に終わりました。
どういったミスかというと、「肩につく」と「肩を超す」という表現ミスです。私は仕上がったヘアスタイルが肩につけば良いと思い仕上げました。ところが蓋を開ければ肩下でなければならない。ということでした。
選手団のコーチに抗議をしていただきましたが覆らず悔しい思いをしました。
スタイルとしては良い仕上がりでいたが、こういう事も国際大会ではある事です。
この教訓は多分シェアされず、現在に至っていると思います。
確か通訳していただいた方に聞いたのが、スイス開催だったのでドイツ語と英語だった様です。それを日本語に直していただいたのでこんな感じになったのかなと思いました。
出場することが決まって当日までの行動
先ずは、所在が分かる限りの以前に技能五輪に出場した事のある方に電話やお手紙を出しました。すべての方に何らかの接触はできましたので、資料を含め写真なども送っていただきました。
東京で金メダルをとった方には直接会いスタイルなどを含め見ていただきました。
もちろん毎日トレーニングをしていました。
本番当日は8種目ですが、今までの傾向や今年の流行を加味して、何が来ても良い様に14スタイル程をトレーニングしていきました。
例えば、写真を見て見えない所は想像してスタイルを作る。パーマスタイルやヘアセットなど
現地では、ホテルでトレーニングです。すべてのベットや椅子など端に退けて、ブルーシートを敷いてカットやセットのトレーニングをしていました。
日本代表選手団での行動
日本代表選手団として、式典や合宿など色々あります。技能五輪の目的として、競技を通じて国と国の平和や交流も大切な目的でもあります。それらの考えや式典での練習などを合宿で行います。
国会議事堂にも行き、大臣などに挨拶に行きます。正直あんまり覚えれないですが、すっごい絨毯の部屋だったのは覚えてます。
現地では半月ほど滞在して、なんか色々回ります。日本チームで動くのですっごいみんな仲良くなります。
開会式や閉会式は結構面白くて、多分有名なんだろ歌手が歌ったり、スイスの民族的踊りや、表彰式など、ほんと面白いです。
会場では、食堂や選手村があるので他の国の方との交流ができます。英語ができればよかったとこの時は思いました。
レセプションや大会が終わっての交流パーティーはクラブやバーもあってみんな仲良くなれます。日本チームで英語できる子が1人いたので、通訳してもらって外人選手とも交流できました。
理美容競技の話
競技は、いくつかの会場に分かれます。理美容は、一番人気のある会場ですので、ギャラリーもかなり多いです。そのギャラリーの中から、抽選でヘアモデルを大会委員がピックアップします。それらからくじでモデルが決まります。
選手全員がモデルがそろってスタートします。1人でもモデルが気に入らなければ、全員がウイッグ競技となります。
洋裁とジュエリーと西洋料理、などと一緒のブースで、ちょいちょい良い匂いがきます。
割と通常の美容の大会と違うところは、急かせかしてないことです。1種目2時間とか1、5時間とか、サロンワークに近い時間配分です。
だからコーヒー飲んだり、お菓子食べたりできます。そんなブースもあります。
日本の技術からしたら必ず金メダルは取れます
僕が出場して、その後11人が出場していますが、一度も連絡はないです。なんか悲しいことですよね。
流石に僕の情報は古いですが、日本の理美容の技術は世界でもトップクラスです。本気で取り組めば金メダルは必ず狙えます。
もちろんできることは協力したいです。
今回は「技能五輪国際大会」理美容代表として出場した話でした。
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