こんにちは、このブログ記事を書いているGINZA HAIR(エトウ)です。福岡市中央区天神大名のGINZA HAIR SOLUTIONっていう美容室で髪切っとります。
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世界大会や技能五輪国際大会で日本代表として優勝・入賞をしたりしてます。
あと、GOOODS ARTっていうショップやHAIRCOMPASS™️っていう髪質性格診断を考案しました。本も2冊ほど出版しています。
好きな事して生きとります。興味のあることは、つくることです。もちろん一番は仕事です。だって毎日つくれますから!
趣味の植物栽培は20年弱でマンションのベランダと室内に1000鉢は管理しています。アデニウムやパキポディウムをはじめ多肉植物、サボテン、アロエ、盆栽とさまざまです。
その他絵描いたり、キャンプしたり、死ぬ日まで何かをつくって、研究して、それで生活できるなら幸せです。
それでは今回のブログの内容はこちらです。
初心者でも簡単な土のブレンド。おすすめ培養土3選と土の特徴を徹底解説。
「自分で土をブレンドしてみたい」と思ったということは、ある程度植物を育てた経験があると思われます。
そこで「これを使えば間違いない」と思う3つをご紹介します。
植物の種類や環境下で適さないものもあるかもしれませんが、マンションで400鉢以上を管理している私の経験上、ほぼこの3つで間に合います。
400鉢の内訳は多肉植物、サボテン、盆栽、塊根植物、観葉植物、エアープランツ、フルーツ、ハーブなど、花は好きですが基本的には木に咲く花しか育てていません。
やっていないもの、1年草、蘭、キノコ、苔、食用植物など
もう先にいっちゃいます。説明が必要な方は最後までご覧ください。
観葉植物や盆栽は、赤玉土・桐生砂・腐葉土です。こちらがベースの配合になります。
サボテンやアガベなど水捌け重視の場合は、硬質赤玉土・桐生砂・くん炭です。
植物(特に多年草〜樹木)の用土の条件
樹木、観葉植物、多肉植物、サボテン、塊根植物、植物は種類が非常に多く、それぞれの植物が好む土質は正直色々です。
その生息地を理解することからスタートです。
・高山などで土中の水分の少ない所に自生するもの
・高山でも落葉などで覆われたり、比較的水分の多い場所に自生するもの
・平野部でも地下水の高い所を好むもの
・地下水の低い乾きぎみの土地を好むもの
・1日の中で寒暖差の激しい土地のもの
・水辺を好むものなど
大まかに分けただけでもキリがないくらいです。
植物にとって良い土といえば、その植物が自生している場所の土が良いわけですが、多数の植物の自生地の土を揃えるのは現実的ではありません。
そこで、その個体が良く育つ土とは、という風に考えて見ましょう。
植物にとって土はどんな役割りを果しているのでしょうか?
根は土にしっかり張って地上部を支えています。そしてまた根は土中の水分、養分を吸収しています。
しかし、それだけでなく、根も呼吸をしています。土中の酸素を吸って、炭酸ガスを出しているのでそのため、土中に酸素が含まれることが必要です。
また、ある程度の温度を保って、極端な高温や低温になることを防いでいます。このほかにも植物にとって必要な栄養分は土中の微生物によって利用されやすい状態に変えられています。
このように植物は土によって生育することができているのです、植物にとって必要な土の条件をあげれば、温度、水分、酸素、 栄養分の4つになります。
この4つの条件が調和よく備わっていてこそ植物はよく生育できるのです。
最低条件をあげれば保水力があり、排水性がよく、酸素の含まれやすいことです。
排水通気がよく、ある程度の保水力を持っている土?!
ちょっと不思議に思いませんか。保水力があって排水性のよいという矛盾は解決できるでしょうか?
この2つの相反する性質を備えているのが粒土なのです。土の粒子が小さければ保水力がよく、粒子が大きくなれば排水がよくなります。
しかしこの小さい粒子のものが集まって1つの粒子を作れば、この粒の中に水分を含むことができます。また粒と粒との間隙が大きいので余分の水分は抜けて排水はよくなります。
このように、土の粒子を単粒にした場合と団粒にした場合では性質が変わってきます。粒土であっても毎日水をかけますので、次の植替えまで崩れずに保っことは無理です。そこで粒の固い小砂利を加えて対策します。
ここで使用する砂利は角張った方が良いです。角がすりへって丸くなった海や川の下流の砂利ではよくありません。
なぜかというと、丸くなった砂利では根が分岐しないからです。角張っている砂利に根が突き当たるから分岐するのです。 このように根の生育をよくする土を配合してそれぞれの植物に合った用土を考えることが大切です。
用土の条件として特に肥料分は加えません。肥料は後から与えることができるからです。
園芸は自然にある形を人工的に操作する遊びなのです。その道のプロから言わせれば語弊があるかもしれませんが、盆栽の始まりは「盆の中で自然を見立てる遊び」という定義があるくらいです。
水は管理する人が与をることができるので色々とコントロールは可能です。 しかし水分が多すぎた場合には水分を抜くことは困難です。
ドライヤーとか使えませんもんね。だから、排水、通気に重点を置くのです。
鉢内に水分が多いと根が呼吸が出来ずに、根腐れを起こす原因となってしまいます。
結局どの植物に対しても排水通気がよく、ある程度の保水力を持っている土が安全なのです。
この粒土を基本としてその植物が水分を好むものであれば細かい粒土を多く混ぜたり、保水力の強い用土を加えればよいのです。
これは上級編ですが土の代わりに岩石に少しの土を巻き付けたシンパク、 カエデを栽培したことがあります。最初のうちは乾くので灌水を多くしましたが、しだいに植物の方もこれに慣れてよく生育するようになりました。
この例からもわかるように、 どんな土でも工夫すれば使えるということを知ってください。
用土の種類とその性質
その植物が自生している土を見て適する用土を判定するのが最もよいのですが・・・
しかし、世界中至る所に自生する植物をそれぞれその場所まで買いに行くことは現実的ではありません。それこそ大変な数になります。
用土を考えて見ると
・保水性に重点を置いたもの
・排水、通気に重点を置いたもの
・栄養分を含んだもの
・酸性を好む植物に向くもの
・アルカリ性を好むものて向く土
といろいろあります。これらの用土は1つで使うよりは数種類を配合して、その植物に合う土を作る事が大切だと考えます。
それではそれぞれの用土の特徴をまとめてみました。
そこで私の経験上、最も使いやすくおすすめの用土をご紹介します。
赤玉土
pH5〜6弱酸性
赤玉は聞いたことある方が多いと思います。しかし、赤玉土とはどういったものかはあまり知られていません。
崖の崩れた土を採集することもできますが、庭畑などを深く堀っても得られます。
塊のままで堀り上げて1ヶ月ぐらい雨、風に当てて風化させます。これを砕いて5種類ぐらいのふるいでふるい分け、 粒の大小別に保存しておきます。
ふるい分ける時に出る粉土は使用しませんが、崩れやすい赤玉では、 この粉土を集めて水を加えて良く練り、これを乾かしてから砕き、ふるい分ければ質の固いものが得られます。
業者ではふるい分けたものを焼いて固くする場合もあります。 馴れないで焼きすぎると固くなりすぎて、蘭などに使うクレイボールのようになってしまいます。
赤玉土は粒の内部に水分を貯えることができ、しかも粒であるために空隙が多く、この部分に酸素が入ります。そのために根の呼吸作用にもよく、用土が水分過多による低温にならず、ほとんどの植物にとって良い土となっています。
ただし根の生育が良すぎるために徒長しやすく、 花物、 実物などには荒木田と混ぜて使うようにします。また、保水力が良いために 水の回数も少なくてすみます。
園芸店などでも販売されておりますが、重たいのでAmazonがおすすめです。同じ赤玉でも質が固く、 崩れにくいものがよいとされています。園芸されている方は3本線とか呼んでいる良いものです。
あまり植え替えをしない方は、硬質とついているものを買いましょう。
天神川砂
pH6〜7中性
天神川砂とは、花闘岩の崩れた砂で、 排水、 通気はよいが粒が大きい事と保水力が少し悪くなります。
このため根元の部分は田土で植えたものが多くあり、 水も少量を回数多く与えたり、葉水を多く与えることが必要です。肥料も回数多く与えるようにします。 粒が細かいと毛細管現象で水がよく上がりますが反面地温を低めることになります。
大、中、小の粒を適当に混ぜて使うようにします。 重くて固まりやすい傾向があることも大きな特徴です。
赤玉土では一度使用した土は再度利用することはありませんが、この砂の場合はよく洗い、 乾かしておけば再度使用することが可能です。
崩れて細かくなったものは捨て、角ばったものを使えば根分れがよくなります。根が張りつめてしまえば徒長もせずよいのですが、 新しく鉢に上げた場合などには根が張るのに長い日数を要します。
鹿沼土
pH4〜5酸性
サツキ盆栽に使う用土として有名です。 多孔質で保水力があるので挿木用土としても使われますが、長く植えておかず、発根したら早目にほかの土に植替えるようにします。
水分を好む植物に向きますが、ほかの植物では根が冷やされるために生育が悪くなります。
潜水を控えめにして乾きぎみにすると、 植物の持っている水分まで奪う程に強い吸水力を持っています。ほかの用土と異る大きな点は、 用土は全部乾いた状態で使うのにて対し、 鹿沼土だけはふるい分けたものを水で洗い、 陰千しにして半乾きの状態の時に使うととです。
これは鹿沼土が非常に軟かく崩れやすいため、半乾きの時に最も固くなるからです。
水を欲しがる若木の時は良いですが、それ以降は使いにくい土です。鹿沼土に似ていて使いやすいのが桐生砂です。もしくはできるだけ硬質を選んで買いましょう。
桐生砂
pH6〜7中性
鹿沼土によく似ていますが質は硬く、鹿沼土のように崩れることはありません。ほかの用土と混用するほか、 排水を高めるために鉢底に単用で使われます。鉄が含まれるので他の培養土よりは重いです。
多孔質で角ばっているために根の分岐をよくする性質が強く、色々な植物用土として使いやすいです。
腐葉土
平野部の雑木類などに多く使われます。 腐葉土は、葉や枝などの残っていない土になったものがよく、黒土に近い状態のものを用います。 人によってはゴミ土とも呼び、台所の野菜屑などを穴に埋めて作ることもできます。
病菌、ミミズの卵なども含まれやすいために、よく日光消毒したものを使うようにします。
盆栽には肥料として油粕、骨粉などを与えるためチッソ、リンサン、カリなどはよいのですが、ほかの微量の養分が不足しがちです。腐葉土の中にはこれらの微量養分が多く含まれています。
しかし、マイナスな点もあります。 病菌やミミズや害虫の卵なども含まれるので、病気なども含まれやすいです。この点を注意すれば肥料分として考えて良い土です。
くん炭
pH8〜9弱アルカリ
籾殻を低温で燻して、炭化させたものです。有機質なので根の成長を促進し、多孔質なので微生物のすみかとなり環境改善に役立ちます。全体のミックス用度に対して1割以下でブレンドします。
実際に用土をブレンドする方法(動画あり)
塊根植物用の配合
【検証】アデニウムを太くするための方法。塊根部分を太らせるために強剪定は必要か否か
まとめ
初心者でも簡単な土のブレンド。おすすめは赤玉土・桐生砂・腐葉土の3つ。
植物にとって必要な土の条件をあげれば、温度、水分、酸素、 栄養分の4つになります。
どの植物に対しても排水通気がよく、ある程度の保水力を持っている土が安全です。
これらの条件に当てはまる土が赤玉土・桐生砂・腐葉土なのです。
サボテンやアガベなど水捌け重視の場合は、硬質赤玉土・桐生砂・くん炭です。
ブレンドの仕方は動画をご覧ください。
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