こんにちは、このブログ記事を書いているGINZA HAIR(エトウ)です。福岡市中央区天神大名のGINZA HAIR SOLUTIONっていう美容室で髪切っとります。
ご新規さんはこちらのこだわりもご覧ください。
世界大会や技能五輪国際大会で日本代表として優勝・入賞をしたりしてます。
あと、GOOODS ARTっていうショップやHAIRCOMPASS™️っていう髪質性格診断を考案しました。本も2冊ほど出版しています。
好きな事して生きとります。興味のあることは、つくることです。もちろん一番は仕事です。だって毎日つくれますから!
趣味の植物栽培は20年弱でマンションのベランダと室内に1000鉢は管理しています。アデニウムやパキポディウムをはじめ多肉植物、サボテン、アロエ、盆栽とさまざまです。
その他絵描いたり、キャンプしたり、死ぬ日まで何かをつくって、研究して、それで生活できるなら幸せです。
それでは今回のブログの内容はこちらです。
アルコールとエタノールって同じなの?
アルコールといえば「エチルアルコール」をさします。これは国際化学命名法の呼び名です。「エタノール」は慣用名、「酒精」は日本語名称です。
成分的には、お酒として飲むアルコールと全く同じです。飲用するアルコールは酒税法でアルコール分1度以上の飲料と定義されていて、酒税が課せられます。
医薬品や化粧品など飲食料品にも使われますがこの場合は、酒税は課さないので、お酒として飲まれないように管理されています。
名称の差で同じです。実際はアルコールと表示されていればエタノールということになります。問題は濃度が重要です。
コロナなどウイルスや菌の消毒目的であれば、60~90%の範囲内の使用が妥当とされています。90%以上と高くても60%以下のものでも消毒の効果は下がるということです。
医療機関でも使っているイソプロパノール70%消毒用やエタノールは比較的安く手に入りますが、その半面、毒性や脱脂力が強いというデメリットがあります。そのため、新型コロナ感染予防などのために頻繁に使うと、手荒れを起こしやすくなります。
アルコールを頻繁に使うことで手荒れになる
手荒れしている方が本当に増えました。手荒れが起こるメカニズムとして、手は元々他と比べて皮脂腺が少なく、そこに頻繁にアルコールを擦り込むということは皮膚表面の皮脂と水分が失われる原因になります。要は皮膚1枚取っているイメージです。除菌ができますが同時に皮膚もとっています。繰り返しやれば手荒れになることは分かりますよね。
そこに外部刺激が続き、気温が低下して血流機能が悪化すると、肌のバリア機能が低下して肌表面の溝に沿って傷ができで割れったのが傷となります。
表皮にあるラメラ構造のバランスを崩すことでトラブル肌になって行きます。
手を洗える環境があれば、石鹸で洗うことをお勧めします。もう一つ勧めできるのがpHが12位上の電解水です。このような水は、大腸菌やノロウイルスを15秒以内に無力化できる事ができる殺菌消毒の効果が期待できます。
高アルカリ性の水
pH(ペーハー)とは、酸とアルカリの強さを表すための指標で、0に近かければ酸性が強く、14に近いほどアルカリが強いことを表します。
この水は、アルカリの度合いを高めて業界最高水準のpH13.1で製品です。このpHであることにより、さらに強力な除菌・汚れ落とし効果を感じていただける製品になります。
キッチン周りのお掃除洗剤の代わりにもできます。何より水なので地球を汚しません。
*pHの低い類似品や薄めたものもありますので注意してください。
次亜塩素酸水の消毒効果は?
厚労省は、新型コロナウイルスの殺菌消毒に次亜塩素酸水を推奨しています。
次亜塩素酸は元々、体内でも作られ、体内に侵入した病原菌やウイルスを攻撃する殺菌成分です。そのため、人体に優しく安全性も高いというメリットがあります。
殺菌力を有する次亜塩素酸(HOCl)と次亜塩素酸イオン(OCl⁻)がありますが、次亜塩素酸のほうが殺菌力は強力です。アルカリ性になると次亜塩素酸イオンが増え、酸性になると次亜塩素酸が増えます。
そのため、酸性物質である次亜塩素酸水のほうがアルカリ性物質である次亜塩素酸ナトリウムよりも殺菌力が強いことになります。
次亜塩素酸水は酸性度によって下記のように分類されています。
強酸性次亜塩素酸水 ㏗2.7以下
弱酸性次亜塩素酸水 ㏗2.7~5.0
微酸性次亜塩素酸水 ㏗5.0~6.5
厚労省が次亜塩素酸水としているのは「強酸性」と「微酸性」です。
上記のうちで微酸性次亜塩素酸水の殺菌力が一番強く適していると考えられています。
お酒も濃度によって消毒エタノールに代用できます
酒税法に則った酒類製造業(販売業)者にも厚労省は、消毒用エタノール品薄改善のサポートを求めています。
当業者から消毒用エタノールの代用品として購入する場合はとくに下記の2点に注意してください。
①エタノール濃度70~83%内であることを確認しましょう。それ以上の濃度であれば精製水で適正濃度にまで薄めましょう。
②メタノールが含まれていないこと。エタノールとメタノール 1字違いでも大違いです。
消毒用エタノールに代替できる高濃度エタノール製品の表示や広告には、「本製品は医薬品、医薬部外品ではありませんが、消毒用エタノールの代替品として、手指消毒似使用することが可能です(引用)」といった掲載が許可されています。
(引用先) 新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について(厚生労働省)
エタノールとメタノールは全く別物
最近ネットで間違えないでください。と書いてありますが、実際はどう言ったものか。
エタノールとメタノール両方ともアルコールに属していて、字もたった一文字しか違いませんが、各性質や使用目的は異なります。
メタノールは工業系、燃料系で使用されますが、毒性が強くヒトの消毒に使用することはできません。
メタノールの毒性は、第二次世界大戦後、メタノールを混ぜた非正当の酒が市場に出回り、多数の失明者、死亡者が出てしまったことがありました。現在はメタノールを含むお酒はありませんが、入手しやすい燃料用アルコールを自殺目的で飲用するなどのケースがときにあるようです。
<もしメタノールを誤飲した場合>
致死量(経口致死量):100%メタノールとして30~100ml
失明する量:100%メタノールとして10ml
ただ、メタノール処理能力に個人差があり、上記よりも少ない量であるいは多い量で死亡や失明するケースがあります。
<メタノール中毒の症状>
・吐気、腹痛や下痢などの消化器異常
・視力異常
・呼吸困難
・脳浮腫
・心停止など
メタノールを飲んでも2~3日間は無症状であることもあり、症状がなくてもメタノールを飲んだのであれば、たとえ無症状であっても直ちに医療機関を受診する必要があります。
私たちの身近にある燃料用アルコールはホームセンターや薬局、ドラッグストアなどで容易に購入できます。薬局やドラッグストアでは消毒用アルコール(エタノール)もおかれていますが、燃料用アルコールは医薬品ではなく、医薬品である消毒用アルコールとは別に陳列してあります。
工業用アルコール(メタノール)は劇物指定であるため、薬機法で定められた鍵のかかる場所に保管されています。一般の方が手に入れることはほぼないと考えられます。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは違う?
こちらもネットで話題になっているのが、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは違うの?次亜塩素酸ナトリウムは商品名で有名なのがキッチンハイターです。
次亜塩素酸水は塩酸または、塩化ナトリウム液(食塩水)を電気分解して作られます。次亜塩素酸が主成分であり、酸性物質です。
ところで、次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムのどちらも「食品添加物」です。食品添加物には、マイルドで安全性の高いものから刺激が強いものまであります。
次亜塩素酸水は安全性の高い食品添加物であり、次亜塩素酸ナトリウムは漂白などに使用される刺激性のある食品添加物です。
また、次亜塩素酸ナトリウムは0.05%に薄めてドアのノブや食器などの清拭に使用することで、安全に消毒が可能と厚労省が指導しています。
ただ、次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性で刺激性が強く、皮膚や粘膜を荒らしてしまうため、0,05%に薄めるとはいえ、取り扱いに注意をするよう厚労省は呼びかけています。
このように次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは、使用できる対象物や取扱い方法が異なっています。
引用元:https://www.nite.go.jp/information/koronataisaku20200522.html
厚生労働省
アルコール消毒の液体とゲル剤では効果に違いがあるの?
アルコール含有消毒薬(塩化ベンザルコニウム・エタノール・グルコン酸クロルヘキシジン・エタノール・ポビドンヨード・エタノールなど)は、その製剤により手指消毒、皮膚消毒、医療用具消毒に使用されています。
とくに手指消毒は、手洗いできない場所でも使用が可能で、短時間で消毒効果が得られる特徴があります。アルコール消毒薬には、液状製品とゲル剤が市販されています。
液状の製品は薬液の飛散や手掌からのこぼれおちる床汚染などがあり、頻繁に使用することで手荒れを起こすことがあります。それを防止するため手掌にとりやすく。保湿性にすぐれたゲル剤があります。
手指消毒効果の違いについては大きな違いはありません。
しかし、気を付けなくてはいけないのは、液状剤やゲル剤とも手掌にとるとき、1プッシュの量が製品によりまちまちで、1~3mLまであることです。
1回の消毒には2mL以上を手にとることが必要です。とくにゲル剤は1プッシュ1mLの製品が多いため、少なくとも2プッシュが必要です。
液状剤、ゲル剤とも1プッシュ1mLを手にとり擦り込んでもすぐに乾燥してしまい、消毒効果にバラツキがみられ、手指消毒としては不十分です。消毒時間をとるためにも2プッシュ(2mL)をとりよく擦りこみましょう。そうすれば、約30秒以上で乾燥します。
液状剤の多くは、1プッシュで3mLがでてきます。ゲル剤の場合3プッシュ(3mL)と多くとりすぎると手がベタつくことがあります。なので2プッシュがよいと思います。
アルコール消毒薬の液状剤やゲル剤とも、手が汚れていると消毒効果が落ちるため、その場合は手洗い(石けんと流水)したあとが望ましいです。
そもそも殺菌や除菌って違うの?
「除菌」とは、菌の数を減らす
「消毒」とは、菌を無毒化する
「殺菌」とは、菌をある程度殺す
「滅菌」とは、菌を完全に殺す
「抗菌」とは、菌の繁殖を防ぐ
菌に作用する強さを表すと、抗菌<除菌<殺菌<滅菌となります。消毒は、菌を無毒化することになります。
アルコール消毒やせっけんなど、商品を選ぶときの目安にしてみてください。しかし、除菌、殺菌、消毒とやりすぎると良い菌まで少なくなってしまいかねません。
そもそもある程度人間には菌と付き合いながら生きてきました。良い菌もあり、それらも取り除くことでかえって人間は弱くなります。あまり神経質になりすぎず、おおらかな気持ちで菌と向きあい、強い免疫力をつけることも大切ですね。
まとめ
- アルコールとエタノールって同じなの?
- アルコールを頻繁に使うことで手荒れになる
- 高アルカリ性の水
- 次亜塩素酸水の消毒効果は?
- お酒も濃度によって消毒エタノールに代用できます
- エタノールとメタノールは全く別物
- 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは違う?
- アルコール消毒の液体とゲル剤では効果に違いがあるの?
- そもそも殺菌や除菌って違うの?
正しく知って、正しく使うことで、効果があります。サロンでもしっかりと消毒を行なっておりますので、ご安心してお越しください。
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