こんにちは、このブログ記事を書いているGINZA HAIR（エトウ）です。福岡市中央区天神大名のGINZA HAIR SOLUTIONっていう美容室で髪切っとります。
ご新規さんはこちらのこだわりもご覧ください。
世界大会や技能五輪国際大会で日本代表として優勝・入賞をしたりしてます。
あと、GOOODS ARTっていうショップやHAIRCOMPASS™️っていう髪質性格診断を考案しました。本も2冊ほど出版しています。
好きな事して生きとります。興味のあることは、つくることです。もちろん一番は仕事です。だって毎日つくれますから！
趣味の植物栽培は20年弱でマンションのベランダと室内に1000鉢は管理しています。アデニウムやパキポディウムをはじめ多肉植物、サボテン、アロエ、盆栽とさまざまです。
その他絵描いたり、キャンプしたり、死ぬ日まで何かをつくって、研究して、それで生活できるなら幸せです。
それでは今回のブログの内容はこちらです。
この記事を読まれているということは、すでに植物をいくつか育てていて、もう少し踏み込んだものを探しているのではないでしょうか？
そこでお勧めしたいのが塊根植物です。塊根植物とは、地下部がぷっくりと膨れていて球根の様にも見え、幹とはまた違う表情が楽しめます。
また育成地が日本とは真逆の南アフリカやソマリアなど、アフリカの雄大な自然が原産地のものが多く、日本国内での栽培には上級編といえるものばかりです。
しかし、そこに面白さがあるので、日本だも愛好家が増えております。
それでは各種の始めやすい、初心者向けの品種を仕入れましたのでご紹介します。
＊こちらで紹介する品種は購入時の名前です。
初心者向け塊根植物
6つ仕入れましたのでご紹介します。どれも1〜3年、もしくは実生の小さいモノです。
出来上がった大きな株も魅力的ですが、出来上がるまで育てる楽しさの方が断然楽しいです。
それでは順にご紹介していきます。
コラロカルプス・バイネシー
先ずはこちらコラロカルプスです。
コラロカルプス・バイネシーです。この種はとても育てやすく、コラロカルプス・トリアングラシスは持っていますが、ぱっと見同じです。
ウリ科の植物で、大きくなっても塊根部分は２０センチほどと小さめです。蔓性の植物なので、支柱をたて、這わすことが必要になります。
育成時には、旺盛に蔓を伸ばしますので、水も欲しがります。しかし、寒くなると葉は次第に落葉していきは先から枯れていきます。その様な状態になれば、水も減らしていきます。落葉してからは断水です。
15℃切って、室内に取り込み、葉が動けば、夜乾く程度に湿らせます。
自家不和合性で受粉するには、ブルーベリーの様に同じ品種の２つ以上を管理して、受粉する必要があります。
オレンジ色の小さい実をつけます。
アデニア・ペリエリ
続きまして、アデニア・ペリエリです。
アデニアはトケイソウ科の塊根植物です。こちらも塊根部分は太っても２０センチほどと小さめです。
アデニア・ペリエリの１番の魅力は葉です。雪の結晶の様に綺麗に入ったスリットがなんとも言えません。
こちらは、実生なので太るまでにはかなりの時間が必要かと思われます。塊根部分はまん丸の現地球の様に成長します。
こちら、購入時は観葉植物の土もしくはバーグが使われていましたので、水捌けを考えて植え替えをする予定です。業者は水やりを腰水でするところが多いので給水力のあるものを扱う業者が多いです。
塊根植物全般に言えるのですが、土の中に水分が残りすぎていると腐れる原因になりますので、赤玉土ベースの水捌けの良い環境に変えた方が無難です。
以前は「アデニアsp」「アデニアsp.affペリエリ」と輸入していたようですが、近年「メタフォルファ」が正式名称らしく、ぷっくり丸いペリエリが「ペリエリメタフォルファ」で、棒状のものが「ペリエリ」というように変更されたようです。
だから、この画像のものは「ペリエリ」としています。価値があるのは「ペリエリメタフォルファ」となっています。
ペラルゴニウム・カルノーサム
ペラルゴニウム・カルノーサムです。
これも実生苗になります。成長するともっと雄大な姿になりますが２〜３年ではこんな感じです。
土をよく見ると、真ん中に柔らかい土、その周りに水捌けの良い土を撒いています。これはよく見るんですが、種から２年でポット苗を抜いて、そのままこの鉢のように一回り大きな鉢に入れて周りから土を入れただけの雑な対応です。
ペラルゴニウム・カルノーサムは冬型の塊根植物になります。長いゴツゴツした幹と人参にも見える葉っぱとのアンバランスがとても素敵です。
夏の暑い時と冬は成長していませんので断水です。そのほかの時も、水は控えめにした方が詰まった株になります。この株は、去年の育成はうまくいっていない印象です。今年伸びた分が細くなっています。
寒くなるまでにしっかり日に当ててあげたいですね。
ケラリア・フルチコーサ／Ceraria fruticosa
ケラリア・フルチコーサ「Ceraria fruticosa」です。
こちらは灌木系の塊根植物になります。この苗は挿し木苗だと思われます。
実生苗であれば盆栽風にも作れますが、３本あるので成長を見て針金に耐えれそうならやってみようかと思います。とにかく切り込んで枝を増やす感じで、腰の低いものが好まれます。
ケラリア・フルチコーサは、成長が早いので、楽しみなんです。実生苗であればいいのですが、挿木なのでこの冬をこの幹の細さで乗り切るのは難しいかもしれません。
しかも、根が出ているかもわかりませんので、要注意です！
アダンソニア・ディギタータ
アダンソニア・ディギタータです。
バオバブの木といった方がおなじみかもしれません。別名「逆さまの木」と呼ばれている自然界では１０メートル級の巨木になります。その中央はほぼ空洞だそうです。
こちらも実生ではなく取り木で刺したものだと思われます。この冬を越すことが第一関門ですね。
それを越せば一安心かなっという感じです。成長は早いですが、間延びしやすいので、ある程度太るまでは剪定なしで幹を太らせることに専念します。
樹形はくねくねしてもいいですが、自然な逆さ鎌の木の感じがいいのではないかと思います。ある程度太れば、観葉植物のようなお手入れで大丈夫です。
コミフォラ・ブレビカリックス ベゾルム
コミフォラ・ブレビカリックスです。
コミフォラ・ブレビカリックスは灌木ミルラの同属になります。
正直まだ日本での育て方はまだ発展途上です。解らない事だらけで実験段階です。ネット上でもそれほど情報はないです。
ある程度大きくなれば育て易いようですが、灌木全般に言えますが、小さいうちは少し難しさがあります。
とりあえず、苗が小さいのでこの冬を乗り切ることが大事です。
初心者向けユーフォルビア
ユーフォルビアは、多肉植物で一番多い属になります。とにかく、新種も多くて多岐にわたります。
そんな中でも、ちょっと珍しいものを揃えたい。初心者コースその２といったところをご紹介します。形や質感シルエットもさまざまでとても面白いものを仕入れました。
それでは、６種類ご紹介します。
ユーフォルビア・フラナガニー
ユーフォルビア・フラナガニーです。
タコモノと呼ばれるユーフォルビアの代表的な品種です。和名は孔雀丸（クジャクマル）と呼ばれています。株を持ち越すと塊根植物の様なかっこよさも出てきます。
難点は場所を取るというところです。タコモノはその他、九頭竜・緑仏塔・金輪際・天荒竜・閻魔キリン・鷲卵丸・白仏塔・蛮蛇頭・緑鬼玉・幡竜・白頭竜・蛇鱗丸・飛頭蛮・多頭キリン・俱梨伽羅玉などがあります。
これは好みの問題ですので、コレクトするのもいいかもしれませんね。
育てやすくて、流通も多く、価格もそれほどしませんので、簡単に手に入ると思います。
ユーフォルビア・ミリー
ユーフォルビア・ミリーです。
花キリンといった方がわかりやすいかもです。Wikipediaで見てもミリーの派生だけでこんなにあります。
E. milii var. bevilaniensisE. milii var. hislopii（E. hislopii）E. milii var. imperataeE. milii var. longifoliaE. milii var. miliiE. milii var. roseanaE. milii var. splendensE. milii var. tenuispinaE. milii var. tulearensisE. milii var. vulcanii
どれもほぼ同じに見えますが、場所などが違うだけで名前が変わっているので、今後変わる可能性は大です。
こちらも育てやすく、挿木が多いですが、実生は枝数が増えやすいのが特徴です。
ユーフォルビア・バリダ
ユーフォルビア・バリダです。
バリダは何と行っても花柄が残ってトナカイのツノのように四方八方に伸ばす姿はバリダの直訳の「頑健な」の様子そのものです。
ホリダ、オベサと並ぶコレクターに人気な品種です。
増やし方は子株を外して簡単に増やすことができます。実生でも増やせますし、成長も早く沢山並べてもかっこいいのでおすすめです。
水は少なめの方がしまった株になるので、成長期でも少なめ大丈夫です。真夏や冬の停止時期でも少し水が必要ですので、腐れない様によるには水が残らない様にしましょう。
ユーフォルビア・スコエンランディー
ユーフォルビア・スコエンランディーです。
和名が「闘牛角」とピッタリな名前をもらっています。ネーミングセンスに脱帽です。
冬型のユーフォルビアなので、真夏が苦手です。そして意外と寒さにも弱いので少し管理が難しいです。
腐れるし、焼けるし、ちょっと手をやく品種です。それさえ注意しておけば特に問題ないです。大きくなるとどんどんかっこよくなります。
ユーフォルビア・ブプレウリフォリア
ユーフォルビア・ブプレウリフォリアです。
パイナップルのようで蘇轍のようにも見えるイカついユーフォルビアです。和名は鉄甲丸ってかっこ良すぎでしょ！ほんと最初につけた人ネーミングセンスいいよね〜。
お手入れは、真夏が苦手で成長も遅く、大きくなればそれほど問題ないですが、小さい実生のうちはやや難しいです。
育てやすく品種改良したのが娥眉山です。娥眉山は初心者コースその１だと思うので、その２に入れてみました。
ユーフォルビア・クリビコラ
ユーフォルビア・クリビコラです。
クリビコラは、成長は遅く、日光は必要ですが、直射日光は嫌いますので、遮光もしくは、日照時間の短い場所や棚の２段目などがおすすめです。
日が足りないと間延びして、日に当たりすぎると葉焼けします。水も少なめで大丈夫です。
自然界の個体は少なくなってきていて、流通しているものもほとんどが接木です。接木の方が簡単ですし、成長は早いので、そちらでもいいかと思います。
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