こんにちは、このブログ記事を書いているGINZA HAIR(エトウ)です。福岡市中央区天神大名のGINZA HAIR SOLUTIONっていう美容室で髪切っとります。
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世界大会や技能五輪国際大会で日本代表として優勝・入賞をしたりしてます。
あと、GOOODS ARTっていうショップやHAIRCOMPASS™️っていう髪質性格診断を考案しました。本も2冊ほど出版しています。
好きな事して生きとります。興味のあることは、つくることです。もちろん一番は仕事です。だって毎日つくれますから!
趣味の植物栽培は20年弱でマンションのベランダと室内に1000鉢は管理しています。アデニウムやパキポディウムをはじめ多肉植物、サボテン、アロエ、盆栽とさまざまです。
その他絵描いたり、キャンプしたり、死ぬ日まで何かをつくって、研究して、それで生活できるなら幸せです。
それでは今回のブログの内容はこちらです。
敏感肌やアトピー性皮膚炎の紫外線対策
平均的日本人女性は、子どもの頃から浴び続けた太陽紫外線のために、20歳を過ぎた頃から顔・くび・手の甲にシミが出始め、30〜40歳になるとシワだけでなく、良性腫瘍であるイボ(脂漏性角化症)ができる人もいます。
専門的には、このようにシミ、シワやイボが出ている皮膚を光老化皮膚と呼んでいます。
光老化皮膚は、単なる加齢による皮膚老化(臀部など太陽光線が当たらないところの老化)とは質的に異なっています。
白人に比べ肌の色が濃い日本人は紫外線の影響をうけにくく、皮膚がんになりにくいことが科学的疫学調査で証明されています。シミやシワは年を取れば誰の皮膚にも出るものだと思われていますが、太陽紫外線のせいでできるので、予防可能なのです。
太陽紫外線とは
太陽光線のうち地表に届くのは、大まかにいと波長の短い順に、紫外線(290〜400㎜)、可視光線(400〜760㎜)、赤外線(760〜2000㎜)です。紫外線は地表の光のうちたったの6%です。
ですが、生物や人間の皮膚に与える影響は、他の光に比べ著しく大きいのです。
8%を占める可視光線は植物の光合成や動物の視力にとっては大変重要で、皮膚にはほとんど無作用です。
赤外線は皮膚温度を上げます。大量に浴び温度が高くなると、皮膚にシワができやすく、老化するともいわれていますが、まだその詳しい仕組みは分かってはいません。
紫外線はさらにA波(320~400m)、B波(250~320m)、地表に届かないC波(200~290m)と分かれています。このうちA波は、皮膚の真皮にまで達し、B波は、主に表皮の細胞成分、とくにDNAに直接吸収されてしまいます。
こんなに大きい地域格差
鹿児島県の人が子どもの頃から毎日浴びている太陽紫外線量は、秋田県の人に比べると約2倍に上ります。
両県に住む女性を対象に、10歳刻みで各々の年代別で、顔にできているシミの面積をコンピュータで分析したところ、鹿児島の40歳女性は、秋田の60歳女性と同じであり、約20歳もの年齢差がありました。
同時に、シワの比較については、鹿児島の50歳と秋田の60歳が同程度で、約10歳の差でした。この疫学調査は、小児期から浴び続けている太陽紫外線量の違いが、シミやシワなと光老化の大きな原因であることを示しています。
沖縄県伊江村は兵庫県加西市と比べ、年間の太陽紫外線量は2倍くらい多い様です。この2地域で、皮膚がん検診を10年間にわたり実施し、住民の顔や手の甲などの日光曝露による皮膚がんと、その前がん症である日光角化症の罹患率(人口10万人あたり、1年間で皮膚がん、または日光角化症を発症する人の数)を比較すると、沖縄県の人は兵庫県の人に比べ、約4.5倍も多くの人が日光角化症にかかることがわかったそうです。皮膚がんも同様の傾向の様です。
<日光角化症>
名前のとおり、日光を浴び続けてきたことにより発症する皮膚疾患です。60歳をすぎてから発症することが多いので、別名「老人性角化腫」とも呼ばれます。
日本での日光角化症罹患率は、1年間に1000人に1~1.2人発症していると言われ、発生数は年々増加傾向にあります。高齢化社会の進行にともない、今後さらに増加することが予測されます。
太陽紫外線は皮膚細胞の遺伝子DNAに傷をつける
紫外線は瞬時に皮膚細胞の遺伝子DNAに独特の傷をつけます。しかし、傷はほとんど間違いなく元通りに修復されます。
しかし、大量の紫外線を浴び続けると、傷が残った状態で、細胞分裂に向けて遺伝子を合成しなければならなくなります。そのため修理がうまくできなくて、間違った遺伝情報を持った細胞を作ってしまうことがあります。
間違いは細胞分裂の頻度が高い子どもの皮膚細胞で起きやすいと考えられます。
日焼けで皮膚が赤くなることを「サンバーン」と言います。これは紫外線を浴びたために血液がたくさん流れるから起こる現象です。
紫外線で遺伝子に傷ができると、それが引き金となって血管に働きかけ、血流量を増やすよう命令する物質が皮膚で作られます。赤くなりやすい人は、赤くなりにくい人に比べて同じ紫外線量を浴びてもDNAの傷がたくさんできる人なのです。
色白で、サンバーンを起こしやすい人は、将来、シミが増えたり、比較的皮膚がんになりやすいといえます。
日焼けして黒くなることを「サンタン」と言います。表皮のメラニンを作る色素細胞(表皮の一番奥深い基底層にある)DNAの傷が引き金となって起きます。表皮の90%以上を占める角化細胞が、間接的に色素細胞を刺激してメラニンを作るよう働くからです。
シミとシワをつくる原因は紫外線
20歳を過ぎた頃、突然顔や背中など、いつも紫外を浴びている所、もしくは夏の強い日焼けを繰返す事で、褐色から黒褐色の小さな斑(シミ)ができてきます。
シミは、表皮にある色素細胞が、局所的にメラニン色素を作り過ぎるためにできます。
一つは、メラニンを作る命令を下す角化細胞の遺伝子が、すでに過剰に働くよう間違いを起こしているためです。
もう一つ、メラニンを作る細胞、つまり色素細胞の遺伝子が間違っていて、少しの刺激に過剰反応していることも考えられます。
それらの間違いは、子どもの頃から浴び続けた太陽紫外線が原因です。
一方、シワが遺伝子の間違い(変異)でできる証拠は、未だありませんが、一般的に有力なのが、シワは紫外線を浴びた細胞が、活性酸素の働きで作り出されるコラゲナーゼやエラスターゼといった、真皮のコラーゲンなどの線維成分を切断する酵素の働きを活発にすることが原因と考えられています。
このコラーゲン切断酵素をたくさん作る仕組みには、活性酸素が働いていますから、シワの予防や治療には、活性酸素の働きを抑え、表皮の角化細胞や真皮の線維芽細胞がコラーゲン切断酵素を作る能力を、低くすることが大切です。
実は、子どもの頃から紫外線対策をすべき
子どもの皮膚も大人の皮膚も、太陽紫外線の害から逃れるいろいろな仕組みを持っています。
まず、皮膚表面の角層は、核がなくなった多層な細胞からできていて、紫外線B波を約10%吸収します。
さらに有棘層では、メラニンやタンパク質により、紫外線が吸収・散乱させられるため、細胞が分裂し増える能力をもつ表皮基底層に達する紫外線B波は、表面のわずか10%くらいまで少なくなります。
とくに、メラニンの働きは大きく、色黒でメラニンが多い人では、透過してくる紫外線B波は少なくなり、そのためDNAが傷つけられることは少ないのです。そして表皮細胞はたとえ傷がついても、それを元の通りに修復する酵素を持っていて、速やかに傷を治します。
さらに、細胞は紫外線で出来る活性酸素を抑え込んだり、消したりする抗酸化剤や、活性酸素でできた傷を治す酵素も持っています。
アトピー性皮膚炎、敏感肌や健康な肌の子どもも、同じように紫外線でDNAに傷がつきます。また、その傷を修復する力も変わりありません。
紫外線は皮膚を介した免疫を抑制するため、アトピー性皮膚炎の治療に紫外線が使われることもありますが、それは18歳以上で細胞分裂が大人と同じくらいまで減少する年齢になってからです。
屋外で遊ぶ機会が多い子どもは、毎日大量の太陽紫外線を浴びています。また、毎日の通園、通学時なとに浴びる紫外線は、長年積み重なればたいへんな量となります。
強い日焼け後の表皮では、傷んだ細胞を捨てるため細胞分裂がさかんになり、ターンオーバーが活性化てしまいます。
しかもアトピー性膚炎や敏感肌の場合、皮膚が乾燥するのが特徴ですから、乾燥から皮膚を守ることが大切です。
アトピー肌や敏感肌の紫外線対策は
無駄な日焼けを避けるためには、常に太陽紫外線の強さを知り、屋外活動時に日陰を利用すること、長袖を着る、帽子をかぶる、日傘をさす、UVクリームで皮膚を防御することから始まります。
紫外線の量が多い午前10時から午後2時の外出は避けましょう。
アトピー性皮膚炎や敏感肌では、紫外線などの外的刺激から肌を守るため、保湿効果の高い日焼け止めを使い、皮膚を乾燥から守り、肌本来の機能を高めることが重要です。
日焼け止めで紫外線対策
前項までに書いたように、皮膚の光老化を防ぐには、紫外線防御は小児期から始めなければなりません。
紫外線量が多く、皮膚がんの発症率の高いオーストラリアでは、すべての小学生を対象に、積極的な教育で紫外線の有害性を理解させ、子どもがすすんで遮光するようになっている様です。
もちろん、子どもが手に取りたくなるような容器の日焼け止めも多く作られています。最近は、細胞毒性がなく低刺激性で、アレルギーを起こしにくく、子どもでも安心して使用できる日焼け止めクリームが市販されています。
これまで子ども用日焼け止め製品の多くは、紫外線を吸収する物質を配合せず、紫外線散乱剤だけで作られていました。吸収剤が問題だったのは、紫外線を吸収した後、皮膚の成分と化学反応を起こし、さらに生物反応として皮膚が赤くなったり、細胞毒性が出たりするからです。
しかし、たとえ吸収剤といわれているものでも、紫外線を吸収したら、すぐにそのエネルギーを熱に変えて、もとの物質に戻れば、皮膚には作用しないので安全なのです。したがって、吸収剤が入っているからダメとは一概にいいきれません。
最近では、効率よく紫外線を吸収してくれる物質が、皮膚の細胞や成分と反応しないように微粒子カプセルに詰めた、肌に刺激の少ないものも市販されています。
また、子どもたちは、皮膚についている日焼け止めをなめてしまうことがあるかもしれませんので、なめても大丈夫な日焼け止めも作られています。
紫外線の、健康に与える悪い面が科学的に明らかになった現在、子どもの頃からの徹底した紫外線対策を心がけることが大切です。
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