こんにちは、このブログ記事を書いているGINZA HAIR(エトウ)です。福岡市中央区天神大名のGINZA HAIR SOLUTIONっていう美容室で髪切っとります。
ご新規さんはこちらのこだわりもご覧ください。
世界大会や技能五輪国際大会で日本代表として優勝・入賞をしたりしてます。
あと、GOOODS ARTっていうショップやHAIRCOMPASS™️っていう髪質性格診断を考案しました。本も2冊ほど出版しています。
好きな事して生きとります。興味のあることは、つくることです。もちろん一番は仕事です。だって毎日つくれますから!
趣味の植物栽培は20年弱でマンションのベランダと室内に1000鉢は管理しています。アデニウムやパキポディウムをはじめ多肉植物、サボテン、アロエ、盆栽とさまざまです。
その他絵描いたり、キャンプしたり、死ぬ日まで何かをつくって、研究して、それで生活できるなら幸せです。
それでは今回のブログの内容はこちらです。
今月の読書レビュー
今回は、真ん中の薄い緑のサクセスフル・エイジングという本にしました。この中では、正直ちょっと読みにくい本でした。もしかしたら訳がいまひとつだったのかもしれません。もしくは、単純に自分の読解力の低さかもしれません。内容は素晴らしかったが、すらすら読めない疲れる1冊でした。
「ハイ・コンセプト」「モチベーション3・0」のダニエル・ピンクさんが推薦と帯に書いていたので買ってみました。
それでは「サクセスフル・エイジング」老いない人生の作り方、みていきましょう!
「サクセスフル・エイジング」老いない人生の作り方
ざっと説明すると「脳科学」「性格分析」の知見から健康寿命を20年伸ばそう!!というものです。
その中で、「老いる」とは下り坂ではなく、いくらでも成長できるというもので、それには「性格」が深く関係しているというものです。
細かく分けると、性格は変えれる5つの要素というものがあり、
・誠実性
・好奇心
・開放性
・社交性
・健康な習慣
この5つがcoachの原則、サクセスフルエイジングとなっています。
その中で、最も大事なのは「誠実性」で、人生における多くの肯定的な結果と関連し、人はいくらでも変われるし、自分自身を訓練し、それらの恩恵を受けれるのです。
「社交性」とは、社会的交流です。他者との交流は、自分の脳を使ってできる最も複雑なことの1つです。
「健康な習慣」は食事や睡眠。変化に富んだ自然環境の中で運動することなどです。
3つの目的
1、変化
2、人生の終わりから振り返った時によく生きたと感じるための要素
3、個人として地域や社会の一員として老化について今とは完全に異なる考え方をすることを目指す。というものです。
ちょっと意外だったのが、高齢者に最も幸せだった時はいつかと聞いたときの1番多い答えが、なんと82歳とびっくりです。ホントか〜って思いましたが・・
1章 発達し続ける脳
①個人差と性格が寿命を左右する
老化と健康が性格に関係があると言う発見は多くの努力の結果でした。と研究の成果を確信しています。
ガリレオの言葉、科学者とは「仕事とは測定可能なものを測定し、測定不可能なもの測定可能な状態にすること」である。
この様に、ちょいちょい有名人の格言や研究論文などをぶっ込んできます。その辺がたまに疲れます。
性格と行動は変えられる。しかし、人々は異なった年の取り方をする遺伝、環境(文化)、機会、または運の相互作用と関係がある、としています。
発達科学は人はたとえ高齢であっても意味のある変化を成し遂げることが可能であると述べ、実際には変化の速度は幼児期と老年期に最も大きくなる。と示しています。
しかし、それらは誰しもが活用できるわけではなく、ある期間持っている気質や特性の集合体で性格は形成されます。
ここまででいいのに・・・
わざわざ特性とは、行動の確率的な説明。愛想の良い人は気難しい人よりも愛想の良さを示す確率が高い。というものです。などのわかりにくくする説明が多い。
個人差とは、親に捨てられた子供は順応性があり、善良な社会の一員として成長するものもいれば、殺人や麻薬など犯罪者になるものもいます。と説明したがります。
回復力・根性・感謝は人それぞれ不均等に分布している性格的特性です。
遺伝子・環境・機会これは性格を決定しているわけではありません。そこから抜け出し、臨機応変に行動し、自分自身の未来を作り出すことができます。それには努力が必要です。
見た目と性格は一致する?
ビックファイブ理論の説明などもありました。
性格は遺伝的であれ、必ず脳を通過するため生物化学なのです。例えば、自己主張の強さ、競争力、支配性、好戦性は全て、性格を超えて、テストステロンの影響を受けます。この数値が高くなると攻撃的になり、低くなると礼儀正しさに導かれます。
テストステロンの値は先ほどの3要素(遺伝・文化・機会)によって影響を受けます。
誠実性、協調性、感情の安定性など生活の中で劇的事件を減らそうとする傾向を反映していると考えられています。これらがセロトニンの影響を受けていることが実証されつつあります。
開放性と外向性はドーパミンの影響を受けているようです。遺伝子の構造も性格に影響を与えることが示されています。
・気質VS性格
赤ちゃんや幼少期は気質といい、大人になるにつれ性格が形成さてれていきます。必ずしも気質がそのまま性格に反映するとは限りません。
2歳児を持つ親なら1度は思う、我が子は気狂いか!そうなんです、赤ちゃんは皆サイコパスで自分のことしか考えていません。
・年齢による性格の変化
ロールモデルが教えてくれることでは、若いうちはダメだったが年齢を重ねて、やり続けることが成功につながるなどの例えで、カーネルサンダーのネタまでぶっ込んできます。
・自分を知ることが変化の第1歩
「思いやりは幸福の鍵」ダライ・ラマの言葉まで引用してきます。
こんな感じで、最後までうんちく多めです。だから本書はこの厚みになったか〜って思います。
何が言いたいかというと、寿命には性格が関係していて、科学的に性格は少なくとも80代までは自発的に変えられることがわかっているそうです。個人差はあるが、自分次第ということなんです。
はい!これ以降は割愛していきます。
②記憶と自分であるという感覚
・記憶の仕組み
記憶は、どうでもいいことを留めないこれを本書では「一般化」と言っています。普段何気なくやってることなどは、一般化して、大事なことに記憶を使いましょう。この記憶とは、自分が何者か認識するために欠かせない大切な要素ですので、脳の使い方のトレーニング次第ということです。
③知覚
目で見ていたとしても、五感は全て脳が作り出しているということなんです。「酸っぱい」は舌の細胞にあるのではなく脳で発生します。空が青いのも、それ自体が青いのではなく光波を青と解釈し見ているのです。
感覚受容体は加齢とともに摩耗するが、知覚の完成度は向上できる。それは、高齢者が世界との間でより多くの経験をしているから。
例えば家の暗闇でトイレに行けるのは、脳が空間を認識しているからです。実験で逆さに見えるメガネをかけて生活をさせたところ、普通に生活できるように適応したという事例。メガネを外した後も、数分で元に戻る。というものです。実際に脳卒中の半身を認識できない患者に対しても、行われています。眼鏡を新しく作った時も同じです。
・年齢に伴う機能不全
視力 老眼に始まり、白内障や緑内障
聴覚 老人性難聴
触覚 指先や足先の感覚が鈍化していく
味覚 味覚障害は食欲不振に始まり、栄養不足更にはうつ病まで引き起こす可能性があります。味覚障害の多くは病気(特に肝臓)や薬によるものがほとんどです。
臭覚 臭う力の低下 完全に臭わなくなる 本物とは異なる匂いがする 死亡リスクが36%も上がる 通常1兆もの匂いを感知できる
五感を刺激する(複雑な環境)ことを年寄りから奪うと、老化が始まる。というのも頷けます。
④感情から(意欲)モチベーションへ
感情・意欲・強化・覚醒は密接に関連するテーマ
どんな事であれ自分が没頭できる活動は、認知機能の低下や体の病気から守ってくれる効果があります。自分を喜ばす行為から得られる報酬は、気分を高揚させ、免疫システムを強化し、サイトカイン、T細胞、免疫グロブリンAの生産を増加させます。
・好奇心と努力の思考
固定思考の人/新しいことを学ぶ報酬は努力に値しない。統制の所在が外にある。
成長思考の人/努力自体が既に報酬。当世の所在は内側に持っている。
・幸福とは?
必ずしも自分の楽しい経験ではなく、深い満足をもたらしてくれる中立的な経験。(ダライ・ラマ)
年齢を重ねて健全な感情を育てるには、誰かの人生をよくするために働いていれば、落ち込んだり、憂鬱になったりはずっと難しい。
⑤社会的要因
・社会的孤立をしないために
感情のコントロールは健康寿命を伸ばすための基本です。
睡眠衛生・食事・身体活動のどの生活習慣のコントロールと感謝の気持ち
・感謝の気持ちを表す人は幸福感が高い
宗教は祈りを通じて感謝の気持ち、目的意識と意義と社会的つながりを幸福と感じます。無宗教であっても、ボランティアや好きな音楽グループに参加などで同じように幸福感を感じます。宗教を信じる人であっても、コミュニティーに所属していないと、高いレベルの幸福感は感じない。
・仕事の力と他者に関わることの大切さ
関わりの中で脳は成長する。
2章 私たちの選択
この章はさまざまなデータや最新の科学、都市伝説的なものを照らし合わせ、4つの項目ごとに、健康寿命を伸ばすであろう様々な事柄に触れておます。
・体内時計
・食事(ダイエット)
・運動
・睡眠
新しいことはそれほどないですが、この手の「健康」に関する書籍は最新の科学データを元にしているので信憑性があります。
やるやらないは、その人次第だし、信じる信じないもその人次第。気になるならもっと調べればいいと思う。
3章 新しい長寿
この章は2章プラスαで、今現在飛躍的に解明されつつある最先端の化学などを盛り込んで、「良く」「長く」「賢く」生きるためにはどうすれば良いか?を問いかけています。
まだ人での研究以前のものもありますが、近い将来可能になるのが「化学」だと思います。
人生100年時代に、「知らない」は損をします。これは「健康」でけではなく、「お金」「法律」「経済」「環境」「心理学」挙げだせばキリないですが、勉強しないと損をします。
脳を活性化させるための10箇条
最後に、まとめております。
1、退職しない。有意義な仕事に関わることをやめない。
2、前を向く。振り返らない(思い出に浸すことは健康を促進しない)
3、運動する。心拍数を上げる。できれば自然の中で。
4、健康的な習慣を身につけ、節度あるライフスタイルを受け入れる。
5、自分の社交の輪を刺激的で新しいものにし続ける。
6、自分より年下の人と一緒に過ごす。
7、医師の診断を定期的に、しかし病的にはならない程度に受ける。
8、自分を年寄りだと思わない(用心する必要がある場合以外は)。
9、自分の認知能力ーーーパターン認識、結晶化された知性、知恵、蓄積された知識ーーーを高く評価する。
10、旅行をする、孫と一緒に過ごす、新しい活動や状況に没頭するといった体験的学習を通して、認知的健康を促進する。新しいことをする。
読み応えがある1冊でした。手元にあると良い本だと思います。今後、もちろん科学は進化しますので、今の常識は、簡単に覆ります。しっかり付いていきたいですね。
その他のレビュー
ライフサイエンスを読んで見たいけど分厚いので、さらっと知りたい人用です。今月の読書。
今月の読書レビュー 井手上漠さんの「normal?」を読んで
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最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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