こんにちは、このブログ記事を書いているGINZA HAIR(エトウ)です。福岡市中央区天神大名のGINZA HAIR SOLUTIONっていう美容室で髪切っとります。
ご新規さんはこちらのこだわりもご覧ください。
世界大会や技能五輪国際大会で日本代表として優勝・入賞をしたりしてます。
あと、GOOODS ARTっていうショップやHAIRCOMPASS™️っていう髪質性格診断を考案しました。本も2冊ほど出版しています。
好きな事して生きとります。興味のあることは、つくることです。もちろん一番は仕事です。だって毎日つくれますから!
趣味の植物栽培は20年弱でマンションのベランダと室内に1000鉢は管理しています。アデニウムやパキポディウムをはじめ多肉植物、サボテン、アロエ、盆栽とさまざまです。
その他絵描いたり、キャンプしたり、死ぬ日まで何かをつくって、研究して、それで生活できるなら幸せです。
それでは今回のブログの内容はこちらです。
ライフサイエンスって「はたらく細胞」やん
ライフサイエンスを読んだら皆さん感じると思います。第一印象は漫画やアニメで大ヒットした「はたらく細胞」の活字バージョンといった感じです。
知識がなくてもスラスラと楽しく読むことができます。大きく5章の単元にまとめてあり、順に読み進めることで、イメージしやすくしていますので、後半の内容もわかりやすいと思います。
最終的には、老化をとめる可能性もあるノーベル生理学・医学賞を受賞した「オートファジー」の話です。ザックとまとめると日本人がその昔とっていた食事や生活が良いということです。
世界的生命科学者であり、ノーベル賞受賞者の共同研究者でもある著者による、入門から最先端まで、生命のことがわかる一冊です。
科学が発展しすぎた時代に、まどわされず、自分で考えるための基礎教養になっています。
人生100年と言われる時代ですが、それはただ寿命が延びただけの話。
寝たきりやアルツハイマーで何年も過ごさなければならないのが、いまの現状です。しかし、生命科学は「死ぬ寸前まで健康でいる」ために日々発展しています。
この本は、世界的生命科学者が、細胞の話といった生命科学の基本から、抗体やウイルスの話、そして、最先端の知見を、極めて分かりやすく教えてくれる本です。
どんな病気も「細胞」がまず悪くなることなので、基礎である細胞の理解をまず足掛かりに、この本を読み終わるころには、さまざまな「体」にまつわることが理解できるようになると思います。
筆者は、2016年にノーベル賞を受賞して話題になって「オートファジー」の世界的権威でもあります。
オートファジーがわかれば、「細胞を新品にする機能」=「アルツハイマーや生活習慣病をなくす可能性がある」ことになるので、必然的に病気の最先端研究まで知ることもできます。
昔は医療にそんなに選択肢がなかったので、知らなくてもよかったのですが、現代は、医療はもちろん、生活にも生命科学は入りこんでおり、いちど学んでおかないと自分で判断ができません。
この本を読み終わるころには、正しさを見抜く力、エセ科学やニュースにまどわされない力もきっと身についているはずです。
第一章 科学的思考
科学的思考?!
今も昔も人類の最大の敵は病気であり、科学的思考が身に付けば自分の身を守ることができる。
ゲノム編集技術、遺伝子組み換えなど、分別の正解はないということです。その術は科学的思考という流れです。
科学的思考に暗記や数式はいらない、暗記はコンピューターがやってくれるし、数式は電卓がやってくれる、大切なのはベースになる理屈を考え、道理で考える姿勢、これを科学的思考と言っています。
人間は感情で判断してしまうケースが少なからず多いのです。
人は今までの経験と言う事実だけを根拠に考えてものを言う生き物です。それは科学的思考ではない。ただの感情論です。
では科学とは?
「心理や正しさをどこまで追求したところで、本当にそれが正しいかどうかはわからない。」これが科学の定義です。
研究とはより良い仮説を作り・検証し・潰し、また新しい仮説を検証するというのが科学です。
エセ研究データほど多い「断定する」このようなデータは科学的に怪しい。データの信憑性と公平性を球とことが大事になります。
今現在の新型コロナウィルスについても同様のことがいえます。ウィルスの感染拡大と同時並行でデータも整っていないため、今から専門家が不完全な仮説を出しどんどん磨かれている途中の段階です。
まず「疑問に思う常識を疑う」いたってシンプルです相関と因果です。相関関係と因果関係のこの2つの言葉は科学の基本です。
小俣さんのステップ細胞の研究がなぜあそこまでの事柄になったか?
それはあのフレーズです。「ステップ細胞はあります!」
不正には大きく3つ種類があります捏造・改ざん・盗用です。これは世界共通です。実は論文の世界では性善説でできているのでここに採用されているデータや画像を信じると言う前提があります。でなければ逐一審査員が研究を監視する事は到底無理です。
だから論文が雑誌に載っても間違っていることもあると言うことです。
それよりも問題はステップ細胞があるかないかと言うことに言及したところにあります。
しかし、間違いがあるから科学は進歩するのです。
第二章 細胞がわかれば生命の基本がわかる
生命科学の基本は細胞です。人間も動物も細胞からできています。病気も細胞が悪くなったからかかるのです。細胞が生命の基本単位であると考える理由は大きく2つあります。
①細胞は一つ一つが生きている。
②その一つ一つの細胞の中にそれぞれの人間を作るすべての遺伝情報が入ってる。
この遺伝子情報をゲノムと言い、命の設計図と言う意味です。
遺伝子とはタンパク質の設計図には2万数千個の遺伝子があります。遺伝子はDNAと言う文字で書かれた文章になります。
DNAは遺伝子になる素材の名前で、DNAは文字4つしかありません。A・T・G・Cと言う4種類のデオキシリボ拡散がびっしりと並んでできています。
4種類のアルファベットずらっと並んでいるイメージです。
無造作に並んでいるようですが実は3文字でワンセットになっていて、つまり3の倍数でできています。アミノ酸が1列に並んでタンパク質になります。そしてこのアミノ酸はDNAの文字が3つ並んで示されています。
例えばAAAだったらリジン、ATAだったらイソロイシンと言うわけです。このアミノ酸が集まるとタンパク質になります。
1つの遺伝子が1つのタンパク質を作りそれで体が作られています、人間の体はタンパク質が動かしています。構造タンパク質「コラーゲン」輸送タンパク質、免疫システムの抗体もタンパク質です。タンパク質の種類で見たときに最も多いのが酵素です。
生命活動は基本的にさまざまな化学反応が支えています。
例えば消化酵素とはタンパク質をアミノ酸に分解する酵素です。一昔前までは実は遺伝情報は精子か卵子だけにあると考えられてきました。人間が生まれるのは精子と卵子からですからそこにおいては合理的ですよね。
ところが最近になってほぼ全ての細胞にゲノムがあることがわかりました。
自分の肌から子供は生まれませんが、肌の細胞を1つ取り出せば、現在の技術ではもう1人の自分ができるのです。
タンパク質はDNAのアルファベット3つで規定されるアミノ酸がいくつも集まってできたものでしたよね。実はこのDNAの単語が違うものになってしまうことがありますこれを「変異」といいます。
しかしこうしたミスは校正係によって間違いがあるとチェックしてくれる細胞もあります。間違ったタンパク質は細胞が死ぬこともあります。
細胞が死ぬと人は病気になり最悪、死に至ります。大半は校正係が直してくれますが万が一構成がチェックをミスして流しても致命的な問題が出ない場合もあります。これが病気や障害で生まれる人になります。
ただこのコピーミスなどによる異変は長い歴史で考えると必ずしもマイナスではありません。これを「進化」と呼んでいます。
人間の遺伝子の1文字が書き変わると、
①病気になる
②何も起こらない
③進化する
これがランダムに起こるのです。ランダムなのにどうして進化しているのか、逆にランダムだから進化したのです。ダーウィンの唱えた自然淘汰説は優れた仮説の1つです。
自分のいる環境に適応できた生物が多くの子孫を残すことでその特徴が広まると言う考えです。この多様性こそ生命存続の鉄則なのです。
第三章 病気について知る
病気の時は必ず細胞が悪くなっている。細胞がおかしくなるにはいくつかのパターンがあります。
①細胞内にタンパク質の塊が溜まってその結果死んでしまう
細胞や組織ごっそり死ぬことを変性疾患と言い、最も有名なのが神経変性疾患です。アルツハイマー、パーキンソン病です。
②ウィルスなどの病原体に殺される
ウィルスとは何かウィルスは単純な構造しています。基本的にはゲノムとそれを包んでいる殻のみでできています。私たち人間はそれぞれの細胞の中にある遺伝子と言う設計図をもとに体の中にあるアミノ酸をつなげてタンパク質を作っています。
しかし、ウィルスはゲノムと殻からしかないシンプルな構造です。つまりウィルスはその先のタンパク質を作ることができません。だから他の生き物の細胞に侵入して相手の細胞の中で自分のタンパク質を作っています。
ウィルスからしてみれば何とか生命体の細胞の中に入らないといけないので必死なわけです。
しかしウィルスは生きた細胞の中でしか存在できませんので宿主が死ねば自分も死ぬことになります。
だからウィルスは最初に強い毒性がありますが徐々に毒性が弱くなることが多いのです。
これがウィルスの生存戦略なのです。
ではなぜウィルスで病気になったり死んだりするのでしょうか。
1つ目はウィルスの毒性です大量のウィルスを作るために体が乗っ取られ消耗して細胞が死んでいくと言うものです。
もう一つは免疫システムです。この免疫システムが細胞を殺してしまうこともあるのです。
新型コロナウイルスもこのような過剰反応の1つであるサイトカインストームが死因の1つであることもわかっています。
③細胞内の原発事故が原因で細胞が死ぬ場合
細胞内のエネルギー源がミトコンドリアです。このミトコンドリアが崩れると、原発事故のように毒=活性酸素が漏れ出てきます。活性酸素は一概に悪いわけではなく、体内に侵入した細菌やウイルスの攻撃から守ってくれる大事な物質です。
活性酸素はタンパク質、脂質やDNAなどにも悪さをします。
④細胞が異常に増える「ガン」
細胞が死ぬことを見てきましたが次は細胞がおかしくなる場合の逆パターン、以上に増えることです。それがわかりやすいのが「ガン」です。
遺伝子が異変したことが原因で増殖して転移する細胞が現れます。それがガン細胞です。ガン細胞は細胞としては正常です。
しかし、一定の場所で増え続けることで、あちらこちらに散らばって、細胞のバランスを崩してしまうのです。
ホルモンとは、細胞に情報を伝える細胞です。脳梗塞は細胞の酸欠です。なぜ人間には酸素が必要なのか。
細胞内の発電所であるミトコンドリアがいろいろのエネルギー源タンパク質と脂肪を分解し細胞が働くのに必要なエネルギーを作る際に使うからです。
免疫とは、外敵を体から排出する仕組みのことです。事実、風邪は抗生物質では治らない。
免疫には3通撃退法があります。
①物理的に防ぐ方法、例えば皮膚や粘膜
②細胞が相手を殺す 1つ目の壁が突破されて病原体が侵入してしまったら、白血球の一つ好中球が取り込んで食い殺します。ウィルスが入り込んで細胞を殺す細胞思いますみかと言殺す殺し屋みたいな最高ですキラーT細胞と言われています
③抗体です。B細胞といって、相手に合わせて異なる抗体を作ります。
以上ひっくるめて「免疫細胞」と言います。
自然免疫と獲得免疫
炎症とは本来病気ではなく怪我をしたとか病原体が感染したとか体に異常が生じたときに起こる防衛反応のことです。
熱を出して免疫の働きを良くしたりなどを行います。つまり体が正常に戻そうとする働きで、悪いことではありません。
花粉症や食物アレルギーも免疫の過剰反応の1つです。
花粉症で死ぬ事はありませんが、ウィルスなどが直接の原因ではなく体の過剰な免疫機能によるものです。このときの免疫の暴走をサイトカインストームと呼ばれています。
集団免疫とは、人がある病原体に感染して治り免疫を持ったとします。この持った人の人数が多くなると免疫を持たない人の周りに免疫を持っている人が増えます。これが壁になって免疫持っていない人も感染しなくなります。簡単に言うとこれが集団免疫です。
老化や死は、人間が進化する上であえて選んだのかもしれません。しかし、現在は逆らおうとしています。150歳ぐらいは生きれる未来になってなんら不思議でない時代になりつつあります。アンチエイジング商材やテクノロジーは今後も売り続けるでしょう。
第四章 細胞の未来であるオートファジーを知ろう
オートファジー(自食作用)オートファジーは簡単に言うと細胞の中をいつも同じ状態に保ってくれる機能です。
「保つ=若返りの可能性」細胞の中のものを回収して分解しリサイクルする現象。
タンパク質は食べ物から吸収されていると思っているかもしれませんが人間の細胞の中で作られているタンパク質は多くはオートファジーでできたアミノ酸を再利用したものになります。
①飢餓状態になったときに細胞の中をオートファジーで分解して栄養源にする
②細胞の新陳代謝を行う
③細胞内の有害物質を除去する
もし生まれる前からオートファジーが機能しなかったから生後12時間で死ぬことがわかっています。生まれた瞬間、母親からの栄養補給が絶たれたことによる飢餓状態を生き延びるための措置です。
絶食や出生時にオートファジーが重要であることがわかります。
毎日240グラムのタンパク質が分解され新しいタンパク質に生まれ変わっているオートファジーは細胞の中身を入れ替えているのです。
常に細胞は新陳代謝を行っています、オートファジーは栄養にするためでなく細胞を守るためにも機能します。
溶連菌以外の様々な細菌をオートファジーが攻撃することがわかってきました。しかし殺せない病原体もいます。
神経細胞と心筋細胞はなんとその人が死ぬまでずっと同じ細胞が使われています。神経細胞でのオートファジーの重要性を直接示す実験はいくつもあります。
遺伝子を操作して神経細胞でだけオートファジーを止めたマウスは若い間にアルツハイマー病によく似た症状が出ました。神経細胞を調べるとやはりタンパク質の塊がたくさん溜まっていました。
これといった治療法がなかったアルツハイマーやパーキンソン病を治せる可能性があるオートファジーがタンパク質の塊を取り除いてくれるのであればアルツハイマー病もパーキンソン病にもならないはずなのになぜこんなに多いのでしょう。
それはオートファジーも歳をとると動かなくなるからです。
この歳をとるオートファジー能力が低下するのかそれがわかれば低下を食い止め美容にできるんじゃないか。これが解明できれば医学をまた新たな一方踏み出せます。
オートファジーを止めてしまうタンパク質が「ルビコン」です。脂っこいものを食べるとルビコンが増える。高脂肪食によって肝臓のルビコンが増えて、オートファジーが働かなくなって、脂肪肝になる。ことはわかっています。
第五章 寿命を伸ばすには何をすればいいのか
どうやって寿命を伸ばすか?
1カロリー制限
2インスリンシグナルの制御
3TORシグナル抑制
4生殖細胞の除去
5ミトコンドリア抑制
どれも製造には必要の機能だけれども機能を割いたほうがいいと言うことです。つまり元気がありすぎると長生きしないと言う感じです。
省エネで低空飛行が長生きの秘訣なのかもしれません。
歳をとるとルビコンが増える=老化する。
オートファジーは逆にがん細胞を助けてしまう。
しかし免疫力を上げるにもオートファジーが必要。
オートファジーは美容にも良いお肌をプルプルにする可能性がある。
今後研究が進めば美白の可能性もあるし、シワやハリにも有効なものがすぐ近くっまできています。
「ライフスパン」という書籍も少し紹介されていました。こちらも「老化」に関して突っ込んで書いているものです。
では、実際に日常生活でオートファジーを上げるにはどうするか?
食事が大事ということです。
「スペルミジン」納豆や発酵食品に多く含まれるもの最も有名なのは納豆です。他にも味噌や醤油チーズ、少し変わったところと椎茸キノコ類も含まれています。
これはポリアミンの1種でタンパク質よりずっと小さい分子です。
・アスタキサンチン・レスベラトロール・カテキン・スペルミジンなど紹介されていますが、結局のところ「健康に良いと言われていることがオートファジーにも良い」ということです。
この研究は発展途上で、今からなのです。結局今できることは、食べ過ぎず、適度な運動がベストという結論です。
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