こんにちは、このブログ記事を書いているGINZA HAIR(エトウ)です。福岡市中央区天神大名のGINZA HAIR SOLUTIONっていう美容室で髪切っとります。
ご新規さんはこちらのこだわりもご覧ください。
世界大会や技能五輪国際大会で日本代表として優勝・入賞をしたりしてます。
あと、GOOODS ARTっていうショップやHAIRCOMPASS™️っていう髪質性格診断を考案しました。本も2冊ほど出版しています。
好きな事して生きとります。興味のあることは、つくることです。もちろん一番は仕事です。だって毎日つくれますから!
趣味の植物栽培は20年弱でマンションのベランダと室内に1000鉢は管理しています。アデニウムやパキポディウムをはじめ多肉植物、サボテン、アロエ、盆栽とさまざまです。
その他絵描いたり、キャンプしたり、死ぬ日まで何かをつくって、研究して、それで生活できるなら幸せです。
それでは今回のブログの内容はこちらです。
亜鉛が育毛や薄毛に効果的な理由
薄毛といえば!
「わかめ」「海藻」を連想する方が多いのではないでしょうか?
その中でも、薄毛に良いとされる成分が「亜鉛」です。
亜鉛はミネラルの一つで、さまざまな働きをもっています。その一つが、「食べたモノの中のタンパク質を、筋肉や骨、臓器、髪の毛などの組織に変える」というものです。
亜鉛は、タンパク質を髪の毛に変えるのに欠かせないミネラルです。「ケラチン」と呼ばれるタンパク質を合成するときに、必ず必要な栄養素です。
ケラチンは髪の90%を占めているので、ケラチンが上手く作られないと髪が育たなくなってしまいますので、亜鉛は育毛効果が期待できるとされている栄養素なのです。
また髪の毛の育毛サイクルを正常にする働きもあります。
健康な髪は、毛根の90%が2~6年の成長期で新しい毛髪に生まれ変わり、しっかりした毛髪ができあがります。
そして退行期で成長が弱まり、休止期で毛髪の活動が完全に休止します。
3ヶ月の休止期のあと初期にもどり成長期、退行期とこのサイクルを繰り返していきます。
抜け毛や薄毛になる理由のひとつに成長期の期間が短くなったり、休止期が早くきてしまうことが考えられます。
亜鉛はこの毛根の細胞分裂に重要な役割をしていて、ヘアサイクルを正常な状態にもどす効果もあります。
特にAGAに効果が期待できます。
AGAとは男性型脱毛症でおでこの生え際や頭の頭頂部が薄くなる症状をいいます。AGAは悪玉男性ホルモンが関わっていて、亜鉛にはその原因となる「5α-リダクターゼ」という酵素の働きを抑制する効果があると言われています。
亜鉛の効果と摂取量
そもそも亜鉛とは?
亜鉛とは必須ミネラルの一つで人の体で重要な役割を果たしています。
多くの酵素に含まれていて、遺伝子発現やタンパク質合成、細胞の成長と分化などに必要な栄養素で、不足すると体にさまざまな支障が生じます。
体内に摂り込まれた亜鉛は、消化されてアミノ酸、有機酸、リン酸などと複合体を形成しながら小腸から吸収されます。
小腸では約30%が吸収されますが、亜鉛の摂取量や鉄や銅を同時に摂取した場合の量によって変化していきます。
亜鉛は体の中に約2,000mgあるといわれ、その多くは歯や骨、肝臓、腎臓、筋肉に多く含まれています。
亜鉛は、タンパク質を筋肉や骨、臓器、髪の毛などに変える働きをしていて、健康な体作りや子供の成長期にかかせない栄養素です。
亜鉛の主な効果
①成長・発育
体の新陳代謝にかかせない亜鉛は、子供の成長期に特に必要不可欠な栄養素で不足すると成長が阻害される恐れがあります。
②味らいの形態維持
味覚は下にある「味蕾(みらい)」という場所で感じ取っていて、亜鉛は味蕾の中の味細胞の細胞の活性化に関わっています。
そのため不足すると、味蕾の働きが正常に機能しなくなり、味覚障害が起こることがあります。
③髪や肌の健康維持に
皮膚や髪の生成に欠かせない亜鉛は皮膚や髪の新陳代謝を活性化させ、健康な状態を維持するのに必要な栄養素です。
亜鉛の1日の摂取量は?
①亜鉛は1日にどれくらい必要?
亜鉛の1日の摂取量
・成人男性 12mg
・成人女性 9mg
・妊婦 +2mg
・授乳婦 +3mg
・成長期の子供 7~8mg
亜鉛は日本人は不足している傾向にあり、亜鉛は吸収率も悪いため積極的に摂る必要がありますが、摂りすぎも良くないため適量を守るよう注意が必要です。
参照:https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/12.html
②亜鉛が不足するとおきる症状
・子供の成長障害
・不妊
・皮膚の炎症
・髪のツヤがなくなる
・免疫低下
・味覚障害
・精神障害
③亜鉛を過剰摂取するとおきる症状
・胃腸障害
・めまい
・吐き気
・神経障害
効果的に亜鉛を取るには
タンパク質も摂る
ただ単に、亜鉛ばかり取ればいいというわけではありません。タンパク質が不足しているのでは意味がありません。
タンパク質は髪や臓器、皮膚の材料になる栄養素で、亜鉛はそれを組み立てる役割をしているので材料がなければ、亜鉛も活躍する事はできないのです。
クエン酸やビタミンCと一緒に摂る
クエン酸やビタミンCと一緒に摂ることで亜鉛の吸収が3割増えると言われています。
よく生ガキにレモンをしぼって食べますが、とても相性のよい組み合わせなのです。
レモン以外にも梅干しを食べるなどするとクエン酸やビタミンCを摂取する事ができます。
亜鉛を多く含む食品
牡蠣60g 5粒 7.9 mg
豚レバー70g 4.8 mg
牛肩ロース(赤肉、生)70g 3.9 mg
牛肩肉(赤肉、生)70 g 4.0 mg
牛もも肉(生)70g 2.8 mg
牛レバー70g 2.7 mg
鶏レバー70g 2.3 mg
牛バラ肉70g 2.1 mg
ほたて貝(生)60g/3個 1.6 mg
玄米150g/茶碗1杯 1.2 mg
参照:https://www.seishukai.or.jp/wp/wp-content/uploads/2017/03/e8da67c07c11c2aa1974ba5b9c3355cc.pdf
逆に亜鉛と相性の悪い食品もあります
①フィチン酸
穀物や豆類などが原料の食品に多く含まれるフィチン酸は、亜鉛やほかのミネラルとの相性が悪く体内への吸収率を下げてしまいます。
フィチンを取り除くには穀物や大豆を一晩水につけたり、発酵させたり、発芽させることが必要です。
②食物繊維
全ての食物繊維が亜鉛の吸収を妨げるわけではありませんが、穀物類と海藻類の食物繊維をとるときは注意が必要です。
どちらも適切な量なら問題ないので摂りすぎないようにしましょう。
③タンニン
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれる渋みを感じさせる成分がタンニンです。
タンニンはポリフェノールの一種なので、抗菌作用や抗酸化作用などの体に良い効果がありますが、ミネラルとの相性が悪いのでたくさん摂取ると栄養の吸収を阻害してしまいます。
亜鉛サプリは取りすぎると逆効果?
①亜鉛の過剰摂取は抜け毛や脱毛の原因になる
亜鉛ばかりを摂取してしまうと、ミネラルの吸収率が下がることがあり、必要な栄養素や酸素が毛根に行き渡らなくなるため、抜け毛や脱毛の原因となります。
亜鉛の過剰摂取により髪の発育に逆効果となってしまっては元も子もありませんので、推奨摂取量を守るということが非常に重要です。
②亜鉛の過剰摂取により体調を崩してしまうこともある
過剰に取りすぎることで貧血や血行不良、下痢など、体調を崩す場合もあるので1日の摂取量は守りましょう。
③薄毛や抜け毛の進行状況による
薄毛や抜け毛の進行状況によっては、亜鉛を摂取するだけでは育毛効果を感じることが難しいかもしれません。
その際は、専門家に相談した上で自分に合う薄毛対策を行うようにしましょう。
④亜鉛のサプリメントは取りぎると逆効果?
育毛効果にサプリメントがありますが、飲むときには必ず確認しなければいけない事項があります。
1つは亜鉛の含有量です。自分のライフスタイルや食生活を考慮したうえで飲まないと、亜鉛を過剰摂取してしまいます。
2つ目は亜鉛以外の成分が含まれているかチェックします。
特に「セレン」や「クロム」は同時に配合されていることが多く、重要なミネラルなのですが、過剰摂取すると脱毛の原因になると2008年のアメリカの政府機関から報告されています。
育毛や薄毛対策で摂取したい場合は、避けるようにしないと逆効果になる可能性があります。
メーカーや値段にもよりますが、多いもので1日18mgほどの亜鉛を摂取する事ができます。これは成人男性でも基準値を超えていますので、それ以外に亜鉛を摂取しないように気を付けなければいけません。
少ないものでも1日に10mg前後の亜鉛が摂取できますので、必ず確認してから購入するようにしましょう。
⑤亜鉛のサプリメントを飲むときに気を付けること
亜鉛のサプリを飲むときは、必ず水で飲むようにしましょう。食後にコーヒーや緑茶を飲んでしまうとタンニンの作用で吸収率が悪くなる可能性があります。そして、1日の摂取量を守るようにしましょう。
そもそも亜鉛どうこうよりも、先ずは生活習慣から
生活習慣の違い
亜鉛を摂取しているけど、薄毛などの毛髪トラブルに悩まされている方は睡眠サイクルが崩れていたり、不摂生な食生活のせいで亜鉛の吸収が悪くなってしまっていたり、そもそも亜鉛以外の問題が原因のため亜鉛を積極的に摂取しても効果が実感できない可能性があります。
ストレスが溜まっている
ストレスはさまざまな悪影響を及ぼし、髪の育毛にも影響してきます。
円形脱毛症のようなストレスが原因で脱毛してしまう症状があるように、日頃からストレスを溜めないようにして亜鉛など、育毛に効果的な栄養素を積極的に摂るようにしましょう。
洗浄力が強いシャンプーを使用している
頭皮がデリケートな場合、市販のシャンプーだと洗浄力が強すぎることがあります。
それが原因で乾燥をひきおこし、頭皮の水分を保てなくなるため、掻把や炎症で薄毛や脱毛につながってしまうのです。
シャンプーの選び方、傷んだ髪にいいシャンプー、頭皮に優しいシャンプー教えて ①
亜鉛のサプリメントを摂取して変化がないと嘆く前に、他に原因がないか考えることも必要です。
まとめ
薄毛や髪や肌のトラブルを感じたら、それはもうかなり前からトラブルを抱えたのかな〜と思います。
そうならないためにも、「これが良いよ!」ってモノばかりを過剰に摂取せずに、こまめに生活習慣を見直し、体の中外両面からのケアを取り組みましょう。
毎日忙しいからこそ、日々の習慣が未来のあなたを支えます。
食事・睡眠・ストレス・シャンプーなど、この機会に見直してみてはいかがでしょうか?
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