こんにちは、このブログ記事を書いているGINZA HAIR(エトウ)です。福岡市中央区天神大名のGINZA HAIR SOLUTIONっていう美容室で髪切っとります。
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世界大会や技能五輪国際大会で日本代表として優勝・入賞をしたりしてます。
あと、GOOODS ARTっていうショップやHAIRCOMPASS™️っていう髪質性格診断を考案しました。本も2冊ほど出版しています。
好きな事して生きとります。興味のあることは、つくることです。もちろん一番は仕事です。だって毎日つくれますから!
趣味の植物栽培は20年弱でマンションのベランダと室内に1000鉢は管理しています。アデニウムやパキポディウムをはじめ多肉植物、サボテン、アロエ、盆栽とさまざまです。
その他絵描いたり、キャンプしたり、死ぬ日まで何かをつくって、研究して、それで生活できるなら幸せです。
それでは今回のブログの内容はこちらです。
アデニウムは草?木?形成層と年輪
アデニウムは多肉植物という固定概念?
アデニウムは、木「木本」ではないと解説されている本などが多く確認ができます。
では、木でなければ草なのか?
木と草の違いは?
と聞かれたらどのように述べますか?
「木は茶色い幹で、背が高くて・・・」と大体の方がこんなイメージかと思います。
逆に「草は緑色で、茎が短くて・・・」といった感じかと思います。
しかし、中には草だと思っていたら木だったり、木だと思っていたら草だったりする植物もあるんです。
代表的なものが「ハーブ」「フルーツ」です。
生物学では木(樹木)を「木本」、草(草花)を「草本」と言います。
ラベンダーは木、バナナは草なんです
木も草ももちろんのこと「光合成」をして生長する植物です。
「それではその違いを説明できますか?」と聞かれると、なかなか簡単に説明はできないと思います。
木と草の違いについては、先ほど述べた「木は大きく(高く)草は小さい(低い)」と思っている方がいますが、ハーブでよく知られるラベンダーやローズマリーは木に分類されます。
ヒマワリのような大きな草も存在します。どんなに背が高くてもヒマワリは草なんです。
そして高さ数メートルにもなる巨大な草としてバナナがあります。バナナは熱帯地方を中心に分布しているバショウ科の植物で、バショウ科は葉鞘(葉の基部が茎を抱き包むように発達している状態)が大きくなるという特徴があります。
逆に背が低く草のように見えることから「富貴草(ふっきそう)」と名付けられた木もあります。
名前に「草」がついていても「富貴草」は木の仲間です。
このことからやはり、「大きい(高い)・小さい(低い)」で木か草かを決めるのは無理があるようです。
形成層があることが「木」と呼ばれます
では、何が木と草を分類するのでしょう。
それは樹木には「形成層」があることで木と呼ばれます。
「樹木=木」には、木の皮(樹皮)のすぐ内側に沿って生きた細胞の層があり、これを「形成層」と呼んでいます。
形成層は細胞の製造工場で、この部分は木が死ぬまで細胞を作り、細胞を幹の内側へ送り出します。
送り出された細胞はやがて死に、細胞の「殻」である細胞壁しか残りません。
この部分を「木部(木材部分)」といいます。
「樹木」はこの細胞壁(木部)を蓄積していくことによって、幹を太くしていきます。
これを肥大生長と言い、これが「樹木」の特徴なのです。切り株の表面に出る年輪です。
形成層の内側に蓄積されているのが細胞壁(木部)です。中心部を心材、周辺部を辺材といい、心材は色素沈着によって赤くなります。
「草花」には形成層がなく、ある程度生長すると太くなりません。これが一般的に木と草の違いです。
それでは「竹は?」と思った方もいるかもしれませんね。
竹には形成層がなく、数ヶ月すると太くなりません。
しかしながら茎が堅くなり、木質化するという特徴があります。
竹は地下茎で広がっているので、実は見えている部分を切ってもまた伸びてきます。
60〜120年ほどの周期で花を咲かせる種類もあるようです。
竹の分類にはさまざまな意見があり、竹は竹であり木でも草でもないとする説もありますが、竹の近縁で完全な草である種と区別して、例外的に「木」に分類されることが多いようです。
単子葉類のヤシの木やユッカなんかも同じ?
双子葉類には形成層が存在するのに単子葉類には存在しない。と言われています。しかし、長い進化の過程でコケ類、シダ類、裸子植物、被子植物、その中に単子葉植物、双子葉植物と多様性が生まれてきたのです。
このような進化は、遺伝子の進化(遺伝子組成の複雑化への変化)に裏打ちされたものです。そのため、植物の形作りや働きの作業工程も変化してきたのです。
大ざっぱな表現を取るならば、単子葉類ができてくる過程では維管束形成層や維管束間形成層が発達しないような作業工程を選び、多くの場合、茎の二次成長がおきない道を辿ってきたと言えます。
一方、双子葉類は維管束形成層ができる作業工程を発達させ、さらに木本で維管束間形成層が発達するようになると二次成長が可能になる作業工程ができあがってきたと言います。
ここで、「どんな理由で」このような違った進化の道を辿ったのかという疑問は、「どんな理由で」種や生態的な多様性が生まれたのかとの疑問と同じように、今は、分からないことで、「明快な回答はない」ようです。
ただ、「単子葉植物には形成層がない」とは一概に言えない面があります。
木性の単子葉であるユッカの仲間では茎の表面近くに柔細胞からなる環状の「形成層」があり内側に向かって維管束や柔組織を形成します。
簡単に木と草の違いを説明はできないのかもしれません。だから、しょっちゅう分類や名前が変わるんでしょうね。
アデニウムとパキポディウムの断面
2枚の画像は「アデニウム」「パキポディウム」で、同じような太さの幹の断面です。明らかにアデニウムの方には年輪のようなものが確認できます。
年輪はもちろんハーブのラベンダーやローズマリーにもあります。ハーブなどと大きく違うことは「木質化」していないことです。
こうやって書いていれば、誰かが突っ込んでくれて、色々わかってくるといいですね。
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